タイ国政府観光庁副総裁によるインタビュー
「日本マーケットにすすめる、これからのタイの魅力」
タイの観光に関するタイ国政府としての動きは、観光庁の方々によって決められ動かされています。そのタイ国政府観光庁で日本を含むアジア・南太平洋地域に向けたプロモーションなどを決めているナンバーツーが、国際マーケティング(アジア・南太平洋地域)担当副総裁のサンスーン・ガオランシー氏。
今回のタイランドトラベルマートプラスでは、そのサンスーン・ガオランシー氏にインタビューをし、直接「これからのタイの魅力」について聞くことができました。
まず、副総裁から日本マーケットにおけるタイへの旅行者数が順調に推移していることが報告。前年比と比べても同じかそれ以上に成長率を戻してきた、ということで観光地としてのタイが日本でどれだけ安定した人気があるのかがわかった。更に、日本マーケットはまだ大きくなる可能性を持っている、と日本へのプロモーションには積極的な姿勢。今年の目標は年間で150万人だそう。
ちなみに、1~5月では40万人を超え、昨年比17%の伸び率。この成長率を支えたのは、航空便就航数が増えた事が原因となっているのではないか、とのこと。北海道への便が再び就航し、名古屋便は増便、東京便はエアバスA380という2階建の大きな飛行機が飛ぶことに。
これからのプロモーションとしては、【文化】【自然】といったタイらしさをアピールすることで日本からタイへの修学旅行を増やしていくこと、日本の相撲や空手に通じる精神的な部分も持つムエタイも再び売り出していきたい。ムエタイについてはムエタイ自体をタイに学びに来てもらえるようにしたいとのこと、そしてタイ料理の体験がもっと気軽にできるようにしていくことが挙げられた。学生から大人の女性まで幅広い層を狙ったプロモーションになりそう。
タイランド・トラベル・マートの期間中に記者会見した、タイ国政府観光庁の副総裁の一人、シュタポーン・ルーングローンアーサー氏による説明では、2012年タイを訪れた旅行者数が過去最高であったこと、今年も好調であることが報告されました。