~蜂蜜のなかでも屈指の甘い香り~
株式会社山田養蜂場は、養蜂業が盛んなルーマニアより、ボダイジュ蜂蜜を入荷し、9月1日(木)より発売しております。セイヨウボダイジュは、別名リンデンと呼ばれ、数ある蜂蜜のなかでも、屈指の甘い香りが特長です。日本ではあまり知られていないものの、欧州では高い人気を誇り、ドイツでは高級蜂蜜として扱われています。なお、養蜂大国ルーマニアの上質なボダイジュ蜂蜜を、当社が国内でその大部分を輸入販売します。
今が最盛期!旬のルーマニア産「ボダイジュ蜂蜜」
6月からルーマニアでは、セイヨウボダイジュのクリーム色の花が咲き誇り、それと同時に「ボダイジュ蜂蜜」の採蜜が最盛期を迎えます。木の下に行くと、甘い香りと、花から滴るほど、たくさんの蜜であふれる光景を見ることができます。トレーラー養蜂と呼ばれる移動式養蜂を行う、ルーマニアの養蜂家たちは、アカシアの採蜜(5月が最盛期)を終えた後、ボダイジュの蜜源めがけて移動し、採蜜を行います。
【商品画像 ※1㎏(ビン)】
ボダイジュ蜂蜜
200g 1,236円(税込)
300g 1,425円(税込)
1㎏(袋)3,456円(税込)
1㎏(ビン)3,564円(税込)
◆ルーマニア産ボダイジュ蜂蜜の特長
~芳醇で華やかな香り~
良質なはちみつを語るうえで「香り」の要素は、絶対に欠かせません。
はちみつの香りには、それぞれの起源植物の花の個性(香り)が、顕著に表れます。
ボダイジュ蜂蜜は芳醇で華やかな香りが、他のはちみつに比べて強いのが特徴です。それでいてバランスが取れた深い味わいなので、ルーマニアやドイツなど、養蜂が盛んなヨーロッパ各国では、料理に使用したり、飲み物に入れるなど、さまざまなシーンに登場し、親しまれています。
◆植物本来の香りを保つ必須要素は温度管理
はちみつ全般において、香りは揮発成分なので、高温の状態に晒されると、せっかくの香りが飛んでしまいます。それと同時に大切な栄養素も失われてしまうので、非常にもったいないことです。
実は、市販のはちみつには、糖度をあげるために、熱を加えて水分を蒸発させ、製造されているものもあります。当社のはちみつは、不必要な手を加えず、ミツバチが作り上げた、本物のはちみつだけをお届けしています。是非、養蜂大国ルーマニアで育まれた、「本物のボダイジュ蜂蜜」の香りと味をお試しください。
◆ルーマニア人のおすすめメニュー
ルーマニアでは、ボダイジュの花を乾燥させて保存し、ハーブティーとして、リラックスのために好んで飲まれます。
その時に重宝されるのが、ボダイジュの蜂蜜です。ハーブティー好きのルーマニアの人々は、蜂蜜を入れてハーブティーを楽しむことが多く、そのなかでも特に、ボダイジュ蜂蜜は、香りが良いので人気があります。
カモミールやレモンバーム、エルダーフラワーなどと、一緒に味わってみてはいかがでしょうか。
ルーマニア産蜂蜜の代表格「ボダイジュ」 ~テイアとアルビンの悲しき民話~
ボダイジュ蜂蜜は、アカシア蜂蜜とならんで養蜂大国ルーマニアを代表する蜂蜜です。
また、ルーマニアでは、(セイヨウ)ボダイジュの木は、ミツバチが好むため、「ミツバチの木」とも呼ばれており、これにまつわる民話があります。
昔、テイアとアルビンという恋人同士がいました。この国の王は横暴で、美しいテイアを自分の妻にするために、兵を送り、テイアを王宮に連れ去りました。そして、アルビンは兵によって殺されますが、そのアルビンが倒れたところから、尻尾に針を持った小さな虫が飛び立ちました。一方、テイアは王と結婚することを拒否し、その数日後に亡くなり、砂漠に埋葬されました。その場所からは、良い香りのする花をつけるセイヨウボダイジュの木が成長してきます。毎年夏になると、そのセイヨウボダイジュの木に、一匹のミツバチがやってきます。それは、死を越えてテイアとアルビンが恋を続ける姿のようです。ルーマニア語で、セイヨウボダイジュをテイ、ミツバチをアルビナといいます。
参考
◆日本のシナノキ
日本でボダイジュ蜜と呼ばれるのは、このシナノキの蜂蜜です。北海道が主ですが、本州から九州まで分布しています。
長野の古い呼び名である信濃の国には、蓼(たで)科などシナの付く地名が多くみられますが、シナノキを多く産出したことからきているそうです。開花期が少し早いアオシナ(オオバボダイジュ)や、西日本に分布する南方系の葉の細いヘラノキは類縁種です。6~7月に開花し、20~40個の淡黄色の花をつけます。花はレモンのような香りがあり、良質の蜂蜜がとれます。
◆ヨーロッパのシナノキ
セイヨウボダイジュまたはリンデンとも言います。英名、ドイツ名は「ライムフラワー」、また、フランスでは「ティユール」と呼ばれます。
ヨーロッパには、多くの都市の街路樹や庭園樹として植えられ、一抱え以上もある古木が見られます。シューベルトの歌曲集「冬の旅」の中の「菩提樹」でも、よく知られています。
ボダイジュの魅力を一番知っているのは蜜蜂たちです。ヨーロッパの優しくやわらかな夏の日差しの下で、黄白色の花の蜜を求めて、蜜蜂が群がり、木の下では羽音の響きと甘い芳香に包まれます。
◆インドのボダイジュとは違う!
お釈迦様がその木の下で悟りを開いた、として知られる菩提樹とよく間違われますが、釈迦の菩提樹はクワ科のインドボタイジュ(印度菩提樹)のことで、シナノキとは全く別物です。熱帯系のインドボダイジュが育たない地方で、葉の形が似ているシナノキを寺院に植えて、菩提樹と呼ぶようになったようです。
このインドの樹と葉の形がよく似ているシナノキ属の樹が、中国でボダイジュの代用品とされ、その後、日本に入ってきて、寺院などによく植えられるようになり、名前もボダイジュと呼ばれるようになったのです。
(※) ◆はちみつは、満1歳未満の乳児には食べさせないでください。
◆【販売】通信販売・店舗・インターネットにて販売
TEL:0120-38-38-38 (午前 8:00~午後 9:00)
WEBサイト:http://www.3838.com