氷室京介を見守り続けてきた男・山崎大介監督  氷室ファンと熱気に包まれた 舞台挨拶!!

2014年にライブ活動の無期限休止を宣言し、今年5月23日の東京ドーム公演をもってステージを降りた氷室京介。
2010年から2016年までの6年間に迫ったドキュメンタリー作品公開を記念して行われ監督の初日トークイベントは発売開始と共に完売し、好評を博し終了しました。この度多くのファンの反響を受け大阪でのトークイベント開催が実施されました。

7月8日(金)21:10~TOHOシネマズ なんばスクリーン1  MC:落合健太郎(FM802 DJ)
7月8日(金)多くのファンの反響を受け上映後トークショーに登壇したのは今作の監督である山崎大介。
会場は100%、氷室京介のLAST GIGSを目撃したファンで埋め尽くされ、MCも大の氷室ファンである落合健太郎が務めるという中で進行され、熱気溢れる氷室ファンのみなさんの気持ちに応えた濃密なトークイベントとなりました。
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― このドキュメンタリー作品の企画書が出来た経緯はどのようなものだったのですか?
2008年の20thツアーで企画書を出させて頂いていたのですが、その際はNGを頂いて…クリエーター面の氷室さんを知らずしての企画書だったからだと思います。
そして氷室さんが50歳となった今、このチャンスを逃したら次はないだろうと思い、企画書をお送りしたら「50にして天命を知る」というワードに呼応して頂け、「ロスにおいでよ」というお声掛けを頂きました。
 
― 氷室さんとの関係ややり取りはどのようなものでしたか?
まず私としては、そもそも氷室京介は“本当に居るのかな?(笑)”といった存在であって…初めてお会いした時は心臓が飛び出るかと思いました! 私達の緊張とは裏腹に、私達を迎え入れてくれるところにびっくりしました。ずっとテープを回していてもつまみ出される事は一切なく、NGもカットも一切なしでした…!
 
― 監督が感じた氷室京介のこだわりは?
唯一、武道館公演の際の1秒にも満たない口の動きと音のズレを指摘されました。我々でも気が付かない様な本当に細かい点にもこだわって向き合っておられて、クリエーターとしての氷室京介を感じました。また「NEWS ZERO」のテーマソングである「IF YOU WANT」についてロスからメールを頂きまして…原曲音源はステレオ録音であるのにTVの放送はモノラルで使われていて、聞こえ方が異なるとご指摘を受けたんです。最後の最後までこだわりを持たれているんだと尊敬しました。
 
―― 氷室京介本人から今作公開日にメールが届いたとお聞きしましたが?
私達はまさかそんなメールを送って頂けるなんて思ってもいなかったので本当にびっくりしました。ファンの方々のことをとっても考えてくださっている方だなと…これぞ氷室京介の気配りと優しさだなと思いました。

氷室京介からのメール
山崎さんからの問いかけがきっかけで自分の「天命」は何なのかという事を改めて考え、ファンとの絆という事を自分の中で再確認できました。ライブの最終日から1か月が経ちますが未だ心地よい余韻を感じながらみんながこうやって集まれる“サンクチュアリ”の様な空間を作ってくれた山崎さんに感謝しています。

途中、氷室京介の音楽以外のこだわりとしてファッションについての話も取り上げ、「やっぱりシャツですね!ボタンは絶対に2,3個は空いてますね(笑)リングに上がるボクサーに見える位に羽織り方も格好いいんですよ。ステージに向かう時なんか明日のジョーのシーンみたいで!」と会場を沸かせました。
ベストな自分を見せられないなら幕を引くという氷室京介の姿を伝えてくれた監督。「今まで氷室京介を好きでいらっしゃる方はもっと氷室京介を知ってもらえたら、氷室京介を知らない方はこの映画が氷室への入学になればいいなと思って作りました。」と締めくくりました。 

DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”

メイン
©BeatNix Inc. ©NTV, distributed by 「POSTSCRIPT」FILM PARTNERS
STORY
氷室京介の決断。その“瞬間”を一台のカメラは目撃し続けていた―
2016年5月23日、「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」東京ドーム最終公演。音楽界に多くの伝説を残し、常にトップスターで在り続けた男がステージを降りた。
―彼はなぜその決断をしたのか。―
氷室京介自身から発せられる数少ない言葉を頼りに、多くのファンは様々な思いを巡らせていた。
次第に明らかになる聴力の問題、遠く海を隔てて体験した東日本大震災、無念のステージとなった2014年の横浜スタジアム、そしてファンへの想い……。氷室京介はいつも何かを背負い、様々なことを受け止め、そして一人、決断していた。この激動の6年間、様々な「氷室京介」にまつわる事象の裏で、1台のカメラがその姿を捉え続けていた。
「自分が目撃してきたものを、ファンにも伝えるべきだ――。」
密着取材を通し、氷室京介の近くで、その知られざる苦悩や葛藤を目撃し続けた監督の想いから、『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”』は完成。「LAST GIGS」に対する「追伸―POSTSCRIPT」として、ライブ活動無期限休止の決断とこれまで語られてこなかった真実が映し出されている。
2010年からの6年間、およそ180時間に及ぶ密着映像とトータル6時間以上にわたるロングインタビューを交えて贈るドキュメンタリー作品。

■公開日 2016年7月1日
■公開情報 2016年7月1日(金)~7月14日(木)2週間限定公開
■公式サイト kyosukehimuro-postscript.jp