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『カンパイ!世界が恋する日本酒』 8月27日(土)公開
日本だけでなく、ここ数年世界中で寿司と共に人気を博している日本酒。そのミニマムでシンプルな外観の美しさの奥には、多様さ、複雑さ、そして芳醇な文化的背景が隠されている。大いなる魅力と曖昧さに溢れた深淵な世界が広がっているのだ。本作では、外国人として史上初めて杜氏となったイギリス人のフィリップ・ハーパー、日本酒伝道師として奥深い日本酒の魅力を世界へと発信を続けるアメリカ人ジャーナリストのジョン・ゴントナー、そして震災に揺れる岩手の老舗酒蔵を継ぐ南部美人の五代目蔵元となった久慈浩介。まったく異なる背景を持つ3人の男たちの挑戦と葛藤を通し、日本だけにとどまらず、世界で多くの人々を魅了する日本酒の魅力的な世界を紐解いてゆくー。
〜日本初の外国人の杜氏〜
フィリップ・ハーパー(木下酒造・杜氏)
奈良県の酒造メーカー、梅乃宿酒造で蔵人として10年を過ごし、各工程の責任者として経験を積む。2001年に南部杜氏資格選考試験に合格。大阪の大門酒造を経て、木下酒造で杜氏として迎えられ、初年度にして全国新酒鑑評会で金賞を受賞。どっしりとした飲み口で新たな定番となった「玉川自然仕込山廃純米」や江戸時代の製法で作った超甘口「玉川Time Machine」など、挑戦的な酒造りで新たなファンを生み出している。
〜日本酒の魅力を世界に伝える酒サムライ〜
ジョン・ゴントナー(日本酒伝道師)
1994年に The JapanTimesで連載コラムを開始。執筆活動のほかに、日本酒の海外輸出や、英語で日本酒を教える「酒プロフェッショナルコース」を国内外で開催している。
著書に「日本人も知らない日本酒の話」(小学館)、「日本酒がうまい大人の居酒屋東京編」(戎光祥出版)、「TheSake Handbook」(Charles Tuttle)、「Sake, Pure& Simple」(StonebridgePress)、「The SakeCompanion」(Running Press)、「Sake Confidential」(Stonebridge Press)がある。
〜世界を股にかける若き蔵元〜
久慈浩介(南部美人五代目蔵元)
酒造りに挑む一方、日本酒輸出協会を立ち上げ、世界を飛び回りながら日本酒の魅力を伝えている。東日本大震災の直後、自粛ムードが全国に広まるなか、“YouTubeを通じて東北の酒を飲んでお花見をしてほしいと訴えた”ことでも知られる。
STAFF&CAST
監督:小西未来
エグゼクティブ・プロデューサー:駒井尚文、スージュン
プロデューサー:柳本千晶
出演:フィリップ・ハーパー、ジョン・ゴントナー、久慈浩介
特別協力:食べログ 製作:シンカ、映画.com
配給:シンカ
後援:日本酒輸出協会
URL:映画『カンパイ!世界が恋する日本酒』公式サイト
8月27日(土)MOVIX京都、9月3日(土)シネ・リーブル梅田、10月8日(土)元町映画館