あべのハルカス美術館で『スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。』7月16日(土)~開催決定!

『スター・ウォーズ展
      未来へつづく、創造のビジョン。』

2016年7月16日(土)~8月30日(火) あべのハルカス美術館

1.(展覧会キーアート)

 1977 年5 月(日本公開は1978 年)、映画史に名を刻む作品「スター・ウォーズ」が公開され、その熱狂は社会現象として世界中を駆けめぐりました。今や「スター・ウォーズ」は映画作品という枠に収まらず、ジャンルを超えて幅広い世代を魅了してやみません。
 本展覧会では、ジョージ・ルーカス氏が世界中から選りすぐったアーティストが制作したアート作品とともに、スター・ウォーズの魅力を「ビジョン」というテーマで紹介します。スター・ウォーズはいかにして構想されたか、サーガを語るうえで欠かすことのできない魅力的な登場人物たちや、フォースを巡るジェダイの騎士とシス暗黒卿の戦い、銀河の覇権をめぐる共和国と帝国の壮絶な戦い、そして広大な宇宙に点在する様々な環境の星々とそこに住む銀河種族…。
 展示では、世界初公開となるこれらのアート作品に加え、映画制作で実際に使用されたルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティヴ・アート所蔵のコンセプトアートや衣裳、小道具など約150 点で、スター・ウォーズの世界を様々な角度から見つめます。

ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティヴ・アート
 ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティヴ・アートは、イラストレーションおよび視覚芸術の関連性や系統を理解するためのプレミア会場として機能するように設計された、今までに類のない機関です。
 ジョージ・ルーカスによって考案されたこのミュージアムは、映画制作者である彼の教育と、若者を鼓舞する上で重要な役割を果たす芸術に対する情熱を基盤としています。ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティヴ・アートのコレクションの範囲は、絵画芸術からアニメーション、ファッションから映画のデザインにおよび、文化がどのように、その時代その時代の人気芸術に反映されるかを示すため、今日のデジタルアーティストからイラストレーションの黄金時代における巨匠の作品で構成されています。

The Original Visions
~スター・ウォーズの原点~

ジョージ・ルーカス氏はスター・ウォーズを構想するにあたり、神話学の伝統的なストーリーテリング、子供の頃から愛してやまない「フラッシュ・ゴードン」の心躍る宇宙冒険活劇、映画監督として敬愛する黒澤明の「隠し砦の三悪人」の登場人物設定からインスピレーションを得て、“全く新しい宇宙”を創造しました。

2. マニュエル・サンジュリアン 「ジョージ・ルーカスの世界」
マニュエル・サンジュリアン「ジョージ・ルーカスの世界」

そして、煤に汚れて地球に帰還したアポロ宇宙船を見て、新品の宇宙ではなく、リアルな“中古の宇宙”を描くようデザイナー陣に依頼したのです。そんなスター・ウォーズの原点を象徴するアート作品をご覧いただけます。

Vision of SAGA
~サーガと運命の肖像~

遠い昔、遥か銀河の彼方で…スター・ウォーズの冒頭を飾る言葉から始まる壮大なサーガ(叙事詩)を語る上で欠かせないのが、運命を背負った魅力あふれる登場人物です。銀河の森羅万象に宿るフォースに調和をもたらす非凡な存在と期待されながら、ジェダイとシスの狭間の中、愛する妻を救おうとダークサイドに身を委ねてしまったアナキン(ダース・ベイダー)を中心に、彼を取り巻く2世代に渡るさまざまな登場人物(ルーク、レイア、ハン・ソロ、ヨーダ、オビ=ワン・ケノービ等々)の肖像画が、私たちにスター・ウォーズ・サーガを雄弁に語りかけます。

4. メイシー 「後悔」
メイシー「後悔」

ここでは、実際に撮影に使用されたキャストの衣裳や小道具、印象的な登場シーンの映像もご覧いただけます。

Vision of FORCE
~フォースの光と闇~

スター・ウォーズの根底に流れるフォースとは、あらゆる生命体から発せられるエネルギーであり、銀河を一体に結び付けている神秘的な存在です。そのフォースには光明面(ライトサイド)と暗黒面(ダークサイド)という2つの側面があり、ライトサイドを信奉するジェダイ騎士団は銀河の守護者として平和維持を目的に結成され、一方ダークサイドを信奉する集団シスは、怒りと恐怖によって銀河の支配を目論みます。こうしたフォースの善と悪ともいえる両面は、命を与え、また奪うこともある自然の秩序の一部でもあるのです。

9. ウィル・ウィルソン 「モールの誕生」
ウィル・ウィルソン「モールの誕生」

映画で使用された代表的なジェダイとシスのライトセーバーと共に、フォースをテーマとしたアート作品をご覧いただけます。また、「フォースの覚醒」で新たに登場したカイロ=レンのマスクとライトセイバーのレプリカも展示します。

Vision of BATTLE
~戦いと兵器~

スター・ウォーズの物語の大部分は、その名の通り戦いの歴史そのものでもあります。大量のバトル・ドロイドの軍隊が投入される一方、クローン製造技術によって誕生した軍隊クローン・トルーパーが拡大。主力宇宙戦艦“スター・デストロイヤー”や惑星を滅ぼす破壊力を持つ究極の人工天体兵器“デス・スター”といった巨大兵器等の登場により、新たな局面を迎えながらスター・ウォーズの壮大な戦いの歴史は続くのです。主な戦いのダイジェスト映像と共に映画で使用されたブラスター銃などをご覧いただけます。映画で使用された代表的なジェダイとシスのライトセーバーと共に、フォースをテーマとしたアート作品をご覧いただけます。

Vision of GALAXY
~銀河と生態系~

スター・ウォーズの舞台となる「銀河」は直径12万光年という渦巻銀河で、何千億という恒星系を内包しています。この銀河に知的生物が住める星が2,000万はあるとされ、人間やエイリアン種族は砂漠の惑星、氷の惑星、火山惑星、都市惑星、森林衛星など様々な環境に適応して生活しています。この銀河において、約2万5千年前に超光速航行を可能にするハイパードライブが発明されました。この技術によってハイパースペース交易路が開拓され、2000万種以上もの知的生物間の交流が可能となり、さらには銀河共和国の設立へとつながっていったのです。惑星に生息するユニークなクリーチャーが生き生きと描かれた作品や、映画で使用されたイウォークのコスチュームもご覧いただけます。

12. カディール・ネルソン 「ボウキャスターを持つチューバッカの肖像」
カディール・ネルソン
「ボウキャスターを持つチューバッカの肖像」

Vision of DROID
~ドロイドが見たサーガ~

スター・ウォーズには、特殊機能を持ったドロイドが数多く登場します。そしてこれまでに発表されたすべてのエピソードに唯一登場し続けているのが、ルーカス氏の大のお気に入りでもあり、世界中のファンから愛されるC-3POとR2-D2の名コンビです。スター・ウォーズの象徴ともいえる2体のドロイドが振り返る壮大なスター・ウォーズ・サーガの一端を、映像にてご覧いただけます。また、「フォースの覚醒」に登場した新ドロイドBB-8のレプリカも展示します。

15. クリスチャン・ワガナー 「衝突しあう世界」
クリスチャン・ワガナー「衝突しあう世界」

Vision of ART
~アートに広がるギャラクシー~

スター・ウォーズの影響は、映画にとどまりません。その斬新な世界観、デザインセンスは広くポップカルチャーに影響を与え、ファッションやインテリアにも取り入れられました。ポップアート作品に加え、ストームトルーパーのヘルメットアートなど、スター・ウォーズの受容の広がりをご覧いただきます。

14. 西又葵 「希望」
西又葵「希望」

【開催概要】
会 期:2016年7月16日(土)~8月30日(火) ※7月25日(月)休館
   午前10時~午後8時(入館は閉館30分前まで)
会 場:あべのハルカス美術館 (あべのハルカス16階)
主 催:あべのハルカス美術館、産経新聞社、読売テレビ放送、キョードー関西
特別協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン
協 力:全日本空輸、日本貨物航空
制作協力:NHKプロモーション、NHKプラネット近畿
入 場 料 :当日券 一般1,500円、大学・高校生1,100円、中学・小学生500円
前売・団体 一般1,300円、大学・高校生900円、中学・小学生300円
※団体料金は15人から ※未就学児は無料
※障がい者手帳をお持ちの方は、ご本人と付き添い1名様万で当日料金の半額
公式HP : http://www.ytv.co.jp/event_starwars/
問い合わせ:あべのハルカス美術館(☎06-4399-9050)

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