7月30日(土)公開『ラスト・タンゴ』人生に引き裂かれ、タンゴで結ばれたふたり

ヴィム・ヴェンダース製作総指揮!
孤高のタンゴ・ダンサーの半生を浮き彫りにする
情熱のドラマティックドキュメンタリー

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©WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion

『ラスト・タンゴ』 7月30日(土)公開

INTRODUCTION
時には愛に満ち、時には憎しみを抱え、踊り続けた50年間。
人生の終わりを見据えた今、ままならない愛とタンゴへの情熱を綴る、
ドラマティック・ドキュメンタリー!

伝説のタンゴダンサー、マリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペス。14歳と17歳で出会い、以降50年近くペアを組み踊りつづけてきた。その長い時の中で、彼らは愛し合い、憎み合い、何度もつらい別れを経験したが、必ずまた手を取り合ってきた。フアンのように踊れる男も、マリアのように踊れる女もいなかったからだ。人生の終わりを見据えた今、マリアとフアンは、ブエノスアイレスの若きタンゴダンサーや振付師を聴き手に、それぞれの人生を語り始める――。若者たちは、その中でも際立って美しく感動的でドラマチックな瞬間を見事なタンゴの振付で表現する。製作総指揮はヴィム・ヴェンダース。監督はブエノスアイレス出身のヘルマン・クラル。圧倒的で官能的な映像と音楽で観るものをタンゴの真髄を知る旅へと誘う、美しきドキュメンタリードラマ。

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©WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion

STORY
「タンゴ・アルヘンティーノ」で世界に大旋風を巻き起こした
伝説のダンスペア、マリア・ニエベスとファン・カルロス・コペス。

名物ダンスとなったテーブル上のタンゴを考案するなど、アルゼンチン・タンゴに革命を起こした伝説のタンゴペア、マリアとフアン。14歳と17歳で出会ってから50年近く踊り続け、世界に名声を轟かせた名コンビだ。しかし栄光の裏ではいくどとなく、愛、嫉妬、裏切りが繰り広げられていた。愛憎を芸術的なタンゴ・ダンスに昇華できたのは、タンゴへの情熱と互いへの尊敬の念があればこそだ。しかし、1997年、ついにコンビを解消する。他のダンサーでは理想の踊りができないと骨の髄まで知る彼らに、いったい何が起きたのか。以来、対面すら避けていたふたりだったが、後継者となる若きタンゴダンサーに波乱の人生とタンゴへの愛を語り始めた。残された時間はあとわずか・・・。

マリア・ニエベス
1934年9月6日ブエノスアイレス生まれ。ガリシア移民の貧しい家庭に育つ。姉の影響でタンゴを踊り始め、14~15歳のときにその後のタンゴ人生を共にするフアン・カルロス・コペスと出会い恋におちる。愛と別れを繰り返しながら約50年間を共に踊り続け、アルゼンチンにとどまらずアメリカ・ヨーロッパでも大成功を収める。1997年の東京公演を最後にペアを解消。一度は引退するが98年には復活、第10回国際タンゴ。フェスティバルのトリを飾る。現在も日本のタンゴスクールの校長を務めるなど、アルゼンチンタンゴの普及に力を注いでいる。
フアン・カルロス・コペス
1931年5月31日ブエノスアイレス生まれ。電気職人を目指していたが、青年時代から街のクラブステージをめぐるうちにマリア・ニエベスと出会いタンゴで生きていくことになる。いくつかのタンゴ集団の結成・解散を繰り返しプロとなり、ニューヨークを始め国際的なツアーも行うようになる。83年にはパリで大成功を収めた「タンゴ・アルヘンティーノ」にマリアと共に参加、振付も担当した。カルロス・サウラ監督の映画『タンゴ』(87)など振付師としても活躍した。2000年には彼のキャリアをめぐる「コペス、タンゴ、コペス」を初演、現在も精力的に活動している。

STAFF&CAST
製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース
監督   :ヘルマン・クラル
出演   :マリア・ニエベス、フアン・カルロス・コペス、パブロ・ヴェロン、
      アレハンドラ・グッティ、フアン・マリシア、アジェレン・アルバレス・ミニョ
配給   :アルバトロス・フィルム
URL:映画『ラスト・タンゴ』公式サイト
7月30日(土) テアトル梅田
以降 京都シネマ、シネ・リーブル神戸にてロードショー