【舞台挨拶『無限の住人』 】“不死身の侍”で挑む木村拓哉の新境地!大阪に木村拓哉、杉咲花が登場!

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原作は、アジア各国でも熱狂的に支持され、米国で”コミックアカデミー賞”と称されるウィル・アイズナー漫画業界賞最優秀国際作品賞を受賞した沙村広明の同名コミック。望んでもいないのに、不死身の身体にさせられた侍、万次(まんじ)。与えられてしまった命と共に生き続けるしかできなかった彼は、ある日、凜(りん)という少女から、敵討ちの用心棒を頼まれる。自分の目の前で惨殺された妹、町の面影を見出した万次は、彼女を守るために、自らの意志で前向きに生き始める。

木村は、万次の不死身だからこその苦悩を体現しつつ、凜と出逢いから輝いていく魂のありようを、力強く、そしてナイーブに体現。右眼を潰した状態で、ふたりの前に次々と立ちはだかる強敵たちと凄まじいバトルを、すべてノースタント、片目で演じきった。「めんどくせぇ……」と口にしながらも、その都度、凜のために全身を張って闘う万次は、凄みのある形相が逆にピュアネスを際立たせるキャラクター。こんな木村が観たかった! と喝采をおくると同時に、こんな木村は観たことがない……とため息をつくしかない、パワフルな新境地を披露している。
万次が命をかけることになるヒロイン、凜に扮するのは『トイレのピエタ』『湯を沸かすほどの熱い愛』などの名演で熱い注目を浴びる新星、杉咲花。守ってあげたくなる可憐さと、一途さゆえの強気の姿勢が、たまらない融合を見せる凜を見事に演じ、木村を相手に豊かな伴走芝居を見せている。若干19歳とは思えない存在感。本作は、さらなる飛躍のステップボードとなるだけでなく、彼女のキャリアの代表作となるだろう。

映画の公開を記念して3月31日(金)、大阪ステーションシティシネマにて木村拓哉さんと、杉咲花さんが登壇しての舞台挨拶が実施された。


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はじめのご挨拶
木村拓哉:みなさん、雨の中、今日はわざわざこちらにお越しくださいまして、本当にありがとうございます。『無限の住人』万次役をやらしていただいた木村拓哉です。今日はちょっと短い時間になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

杉咲花:こんにちは、杉咲花です。今日は来てくださってありがとうございます。劇中に出てくる風車を持ってきてみました。よかったら映画で探してみてください。今日はよろしくお願いします。


演じるにあたって
木村拓哉:通常、ドラマ・映画の撮影が始まる前には衣装合わせという工程が1度、多くて2度あるんですが、
今回の『無限の住人』に関しては、5回衣装合わせをさせていただいて、徐々にクランクインに向けて、一歩一歩キャラクターと間合いを詰めていった感じではあったんですけど、
最終的には美術を統括するスタッフの方が、沙村先生がお書きになった画集をテーブルの上に広げて、万次のページを開かれていて、特殊メイク・カツラ・衣装をすべて身に付けた自分を見て、もう一度目を戻して、最終的に首を傾げるという、割と厳しい洗礼があったんですけど、
でもあの、現場に立つ以上は、自分以外に万次は存在していないので、心して腰を据えて思い切って最後までやり抜こうと思って現場に行ったら、三池監督が一言「あ、万次だ」って仰ってくださって、そこからクランクアップまで一言も言葉を頂きませんでした(笑)。

杉咲花:二役を演じるにあたって、特に何かを言われたわけではなくて、三池監督からいただいた言葉は「原作をリスペクトしたい」という一言でした。だから、それが全てだと思って、現場に入る前に大事だなと思った表情とかをコピーして切り抜いたりしてました。


大阪人のイメージは
木村拓哉:僕、個人的に思う大阪人のイメージは、みなさんまず声が大きい。そして、とにかくあったかい、っていうのを感じます。自分、子供の頃、ほんの少しの間、箕面に住んでいたので、なんかこちらの言葉の発音だったりとかイントネーションは耳に心地いい感じもありますので、すごくみなさんあったかくて、好きだなあと思います。

杉咲花:アメちゃん…。

木村拓哉:今日は朝から、大阪のスーパースターというかオールスターの方たちとご対面させていただいたので、そんな中、リンゴ姉さんとモモコねえさんが、やっぱリンゴ姉さんはどこか花ちゃんのことを“回鍋肉”の食べているイメージが相当強いらしく、なにかある度に「キャベツいる?」って(笑)「せめてタレには絡めてください。」とはお願いしたんですけど(笑)キャベツそのままもらっても困りますよね…(笑)


『無限の住人』公式Twitterより質問について
Q.お二人が「ああ、今生きているな〜」と感じることは何ですか?

木村拓哉:寝起き。単純に寝起きで、「よし、起きた!生きてる!OK!」て感じですね。寝起きは割といい方だと思いますが、今日はちなみに30分寝坊したので、すごいスピーディーな朝を迎えました。

杉咲花:お腹が空いたと思う瞬間です。食事はやっぱり生きていく上では欠かせないことじゃないですか。で、やっぱり自分の体が自分を生かそうとしている時だと思うので、「生きてるなあ」と思います。


『無限の住人』公式Twitterより質問について
Q.ポスターにも書いてある「死ぬほどめんどくせぇ」ってことは何ですか?

木村拓哉:さんま。(会場、爆笑)あ!ごめんなさい!場所が場所なだけに、変な誤解をしないでください!魚の方です!嫌いじゃないんです!なんで、こんなに骨があるのかな、っていう。骨さえなければ、毎日でも食べたいんですけど。骨がめんどくさくてめんどくさくて…。

杉咲花:ブドウの皮むきです。マスカットも苦手です…。


最後のあいさつ
杉咲花:今日一日取材で、色んな質問をしてくださったんですけど、ひとつすごく印象に残っていたのが“この映画が終わったら、自分にご褒美をあげるとしたな何ですか?”という質問です。そこですごく思ったのが、全てのスタッフさんが情熱を注いでできた映画をみなさんにお届けできる瞬間が、私は一番幸せです。楽しんでみていただければうれしいです。今日は、ありがとうございました。

木村拓哉:真面目な話になっちゃうかもしれないんですけど、今の世の中、ドラマも映画も必要とされていないものは作らないじゃないですか。ドラマはこういうのをしたらウケるんじゃないか、という風なことを踏まえて作られている傾向があると思うんです。今回、三池監督が選んだ『無限の住人』を京都・太秦のスタッフと共に作ることができたというのは、すごい奇跡的な流れというか、つながりというか。作りたい人たちが、作りたいものを、作りたい場所で、自由に思いっきり作った作品なので、僕たちのわがままをぜひ楽しんでほしいと思います。よろしくお願いいたします。


WEB用メインカット ©沙村広明/講談社 ©2017 映画「無限の住人」製作委員会

無限の住人

STORY
何度斬られても、守り抜く――
両親を殺され復讐を誓う・凜はある日、謎の老婆から“不死身の侍”の存在を耳にする。江戸中を探し回り、ようやく見つけたその男の名は万次。顔に大きな傷を持ち、異形の武器を携えた独眼のその男は、妹を失って半世紀、生きる糧を失いただただ生きていた。どこか妹の面影を残す凜の願いを受け、万次は敵討ちを手伝うことになる。
二人の狙いは逸刀流統主・天津影久。幕府も手を焼くならず者が集う、最強の刺客集団の首領である。立ちはだかる刺客との激戦で不死身のはずの身体に異変を感じ始める万次。しかし凜と出会い、生きる目的を見出した彼は、全てを懸けて凜を守ると決意する。ようやく天津のもとへたどり着いた二人。しかしそこには彼らと同じく天津を追っていた300人の幕府軍の姿が。天津もろとも二人に襲い掛かる幕府軍。そして物語は意外な結末へ――。

原作:沙村広明「無限の住人」(講談社『アフタヌーン』所載)
出演:木村拓哉 杉咲花 福士蒼汰 市原隼人 戸田恵梨香 北村一輝 
   栗山千明 満島真之介 市川海老蔵 田中泯 山﨑努
監督:三池崇史
配給:ワーナー・ブラザース映画
URL:映画『無限の住人』サイト
2017年4月29日(土・祝) 全国ロードショー