【舞台挨拶『結婚』 】「ただいま!」大阪にディーン・フジオカが帰って来た!

IMG_8237 6月13日(火)大阪・なんばパークスシネマにて先行上映会が行われ、主演のディーン・フジオカ、西谷真一監督が上映前に舞台挨拶を行いました。


あいさつ
ディーン:みなさん、(観客からの歓声)ははっ、大阪に帰ってきました!(おかえり~)ただいま!(待ってたで!)ありがとう。うれしいな~。時間も限られているので、色々とお話をしたいので、ひとまず、今日はみなさんお越しいただいて本当にありがとうございます。楽しんでいってください。
西谷監督:どうも、西谷です。僕も大阪に1年ぶりに戻ってきました。(おかえり~)ありがとうございます!うれしいです!本当にこんなに集まっていただいて、すごく感動しています。楽しんでいってください。

これから皆さんにこの作品をご覧いただくので、ネタバレできない程度にできるだけお話をいろいろと聞いていきたいのですが・・・
ディーン:緊張しますね~。ネタバレできないっていうのは(笑)

撮影期間は相当短かったんですね?
ディーン:そうですね。
西谷監督:予備日無しの2週間、ぶっ通しで撮影しました。

今まであんまりないケースですか?
ディーン:いや、無くはないですね。まあ、でも珍しいケースですね。

監督と一緒にお仕事されるのは今回で三度目とお伺いしてます。
三回目ってなると、脚本段階でお二人でいろいろとディスカッションをされたという風に聞いているのですが・・・

ディーン:最初は監督のビジョンを教えていただいて・・・
西谷監督:ディーンさんのアイデアを途中でいただいたっていう感じですね。

ディーンさん、“結婚詐欺師”をやってくれ、そういわれたとき、どう思いました?
ディーン:そうですね。まあ、犯罪者か・・・と思って。じゃあ、やりましょうか、っていう。ここだけの話、もともと別の映画をやりましょう、と二人で盛り上がってたんですが、色々あってとん挫した形になってしまって、できなくなってしまって、、それでも西谷さんが、映画をやりましょう、と言ってくださったので、僕はどんな作品でも監督が選んでくださるものであれば、一緒に映画を作りたいな、という気持ちが先にあったので、だから、“結婚詐欺師”って聞いたときに、犯罪者か・・・と思って、やりましょう、と(笑)

原作をお読みになった方はわかられると思うのですが、主人公の男っていうのはディーンさんより美しい男性ではないですよね?
西谷監督:そうですね。40代半ばの背の低い男性です。

なぜディーンさんだったんでしょうか。
西谷監督:それがぴったり合うかなと思いました。ディーンさんがやられたら、古海健児っていうのが化学反応を起こして、引き立つんじゃないかと思ったんですよね。

今回、2週間の撮影期間を経て、出来上がった作品をみて、ディーンさん、どうゆう感想だったでしょうか。
ディーン:なんか不思議な感じでしたね。2週間本当に古海健児として生きていたようなもんだったので、密度の高い日々を送らせていただいて。役者ってある意味、人の人生って限りがあるわけですけど、その内の2週間だと、何百分の何千分に1にとかになるんですかね、人生の。それを、古海健児として本当に生きたみたいなスケジュールだったので、、
曲もやらせていただいて、全部が一つの作品の形になって、目の当たりにしたときには、“感無量”でしたね。

お二人でディスカッションされて、ディーンさんが提案されたシーンとか採用されてますか?
西谷監督:ひとつあります。シーンというか、もともとのアイテムというか。
(ディーンさん、マスカット持ってきましたー!)
ディーン:ははっありがとうございます!

もしかして、今のが一つの?
西谷監督:そうです。シャインマスカットですね。これはディーンさんの提案ですね。

なぜマスカットなのですか?
ディーン:好きなんですよ。で、ずっと食べてて、現場でなんか食べれるもの、何がいいかな~って。監督に食べ物何か好きなものありますか、って聞かれたので、シャインマスカットってどうですかね、って言ったんですけど。まあ、自分が好きだからっていうのもあるし、シャインマスカットって人工物みたいな不思議な色っていうか、形もそうだし、美しすぎますよね。自然のものとは思えない。食べててもすごく甘いし、食べてるうちに、無くなったときの茎の部分とかシュールで、すごく。なんか、魔法がとけて、現実に戻るみたいな、そういう感じがするので、うまく使えたらどうでしょうかね~、みたいな感じで。

今朝、ディーンにお話を聞いて、びっくりしたシーンがひとつあって。みなさんもびっくりされると思うのですが、ピアノのシーンがあるんです。あのシーンは本当に引いてらっしゃるんですよね。
ディーン:そうです。

普通にドレミドレミじゃないですよ。ものすごくエレガントな曲を弾いてます。
ディーン:まああの、そうですね。まあ、ピアノは音楽として弾くぶんには練習すればできると思うんですけど、自分がそのピアノを弾きながらセリフを言って、相手の(松本さん)がそこに返事があって、僕がそこにまた言葉を被せてっていうのを、ずーっとピアノを弾きながら、通しで、演技をしたっていうのが、すごく技術的に難しかったんですね。ミュージカルと一緒ですよね。ピアノ弾きながら、セリフ言いながら、そこにはもちろんカメラのことだったりライティングのことだったり、煙のこととかあったりするんで、このシーンは難易度高かったですね。

普通は先に録ってたものをあてるんですよね。
西谷監督:そうですね。結構多いです。
ディーン:僕も今ままで音楽系の演技で音楽に絡むことがあったら、だいたい自分で全部音を撮ってから、それを現場で流しながら、そこに自分で演技を被せていくっていう感じですね。

相手のセリフを聞いて、雰囲気作りながら、ピアノ弾いて、自分のセリフを言って、っていう一連の流れを一気にやっちゃうんですね。
西谷監督:そうですね、今回はそうですね。
相当な緊張感だったんじゃないですか。
西谷監督:そうですね。僕も緊張しましたけど、ディーンさんもっと緊張してたと思います。
ディーン:ライブを何回もやるみたいな感じですね。

ディーンさんとお仕事をやられて、NHKの朝の連続テレビ小説のときとは、役者さんとしても大きくいろんな経験をえて、すごくなったなあとか、印象はどうでしょう。
西谷監督:もともとすごい人だとは思ってましたけど、さらに来年、再来年とでかくなっていく方だと思ってます。

ディーンの魅力ってなんですか。
西谷監督:僕がゆうのもあれですけど、色気ですかね。男もコロッといく色気。そこまでのレベルは、他の人にはないですね。

今回、この男に関しては、あまり多くは語らない、ということは、目線や動きなんですね。
ディーン:そうですね。ジェスチャーや、監督とひとつひとつ相談させてもらって、例えば、手で髪の毛を触るというジェスチャーでも、そこに規則性をもたせてタイミングを計って、何度かこすれば、そこに情緒がうまれてきたりとか、こういう話を何度も、そうポッケに手をつっこむとか、グラスの持ち方、コスチュームや小道具を選ぶところから、監督とそれぞれの部署の方と話合いながら、キャラクターを。シンボルをひとつひとつのアイテムやジェスチャーにつくっていったかんじですかね。

ディーンさんの色気がすごいのは、どのシーンですか。
西谷監督:全部すごいですね。見ていただくと、見る人によってその場所が違うと思います。僕は色っぽいと思いました。

改めて2週間を振り返って、撮影中に印象に残っている“びっくりぽん”な出来事ありましたか?
ディーン:なんだろうな~・・・。ん~・・・。なんかすごいライブ感ありましたよね。足したシーンっていうか、監督が撮る予定をされていたところの、ちょっとこっち側に一歩入ってみませんか、とか。そういうところの遊びが、すごくびっくりぽんな結果に繋がったかな、と思います。ちょっとあっちの公園行ってみません?みたいな(笑)
西谷監督:時間があるときは、そういこともしてました。

泣く泣くカットしたシーンはありますか?
西谷監督:作品を良くするために、カットしたシーンはあります。

“結婚”というひとつのキーワードとなってますが、“結婚”ていいものだなと、そう感じることってなんでしょうか。
ディーン:僕は普段一緒に住んでいないので、同じ空間で一緒にいれる、っていうことが、子どもたちの笑顔があったりだとか、ん~、やっぱ家族がいるところが、自分にとっての帰る場所であって、そこが物理的に“家”になるっていう感覚なので、そういうことを知れてよかったな、って思いますね。

ディーンさん忙しくて、その合間に、主題歌の話もあって、これは撮影中に頭の中にあったんですか?
ディーン:これは撮影の前から監督にお話をいただいてました。
西谷監督:ぜひ締めてもらいたいと思って。


できあがったものをきいて、どう思われました?
西谷監督:感動しました。聞けばわかりますと思いますけど。

ダンスミュージックでありながら、ロックのエッセンスもすごくある。
ディーン:そうですね。リフの刻み方を古海健児の心の中の、心情というか、気象現象というか、うずめいているみたいなものを表すのに必要だなと思ったし、あとは、ちょっとEDMのデジタルな部分っていうのが、コンピューターって規則的に動くようなものと思いきや、ちょっとしたバグや気の振れみたいなもので、グリッジになって、そのグリッジが刻むリズムがリフになって、それが単純にかっこいいなって思うものを作りたかったんですよね。それが、古海っていうキャラクターを音で表現したときに、言葉で歌詞ももちろん古海の日常を切り抜いて、古海のテーマみたいな感じで書いた部分もあるんですけど、言葉がもうわからないから、なんて表現したらいいのかわからない掴みきれない自分のことを、わからないから、それが感極まりすぎて、シンセサイザーのリードシンセの音にいっちゃったみたいな、それくらいの、言葉を突き抜けていく音みたいなところで、自分として手ごたえを、作っているところで感じていたので、早く監督にも聞いてもらいたいなあ、とおもって作ってたし。監督からお話いただいたときに、絶対「朝が来た」っていうとことから始めようと思っていたんですよ。言葉あそびみたいなものかもしれないんですけど、監督とこうやって一緒にお仕事をさせていただけるのも、「朝が来た」という作品があったからで、「朝が来た」からどうなったんだっていうところをスタート地点にしたかったんですよね。そこからはもう「結婚」てゆう映画の主題歌としての世界観にガッと持って行って。

二人の物語みたいな感じですね
ディーン:そうですね。「朝が来た」という作品を、もちろん、結婚ていゆう作品では僕ら二人ですけど、朝が来たのときの関係者の方々が、このぱーまめんとばけーしょんていう曲を聴いていただきたいなと思いながら、作ったし、西谷さんと二人でこうゆうことをやってます、ていう音的なひとつのメッセージにもなってますし、いろんなレイヤーがありますね。楽曲単体としても成立しているものではないといけないので、例えば「結婚」の主題歌ですけども、映画を観たことが無い人が聞いたとしても、入り方としては、楽曲が先だとしても、映画の本編のほうにストーリーがつながっていくような、逆の歌謡しても機能してほしかったし。オファーにも会ったように、映画を〆るということで、映画の内容、ストーリーの流れをちゃんとバトンを受け取って、楽曲がエンドロールで流れている中で、物語をちゃんと引っ張ってて、最終的に映画の結末を迎えるっていうような楽曲の終わりになるように、其処は絶対はずさないようにつくりましたね。

今後どういう役をやってほしいとかありますか。
西谷監督:具体的にはね、これをとにかく一人でも多くの人に見て頂いて続編が作りたいと思ってます。安らぎの郷じゃないですけど、ディーンさんと老女優の恋が観てみたいです。まあ、そんなことをたわいもなく考えてます。

関西にこられると、「おかえり~」とみなさんの声があったりしますけど、
(おかえり~)
ディーン:ありがたいですね。ただいま~返ってきたで~
大阪のお気に入りの場所はありますか。
ディーン:南森町のビル以外ですか?(笑)北浜の証券取引所は、車で通るだけでも、あ、五代さん、心の中で勝手に会話してしまうというか。ん~そうだな、どこいっても、歩くの気持ちイイじゃないですか。飛行機や新幹線で大阪に着くたんびに思うんですけど、どんなけ疲れてても、大阪に着くと、エネルギーがわいてくるというか。これほんとに風水をちゃんとわかっている人が作った街って言うのは、ほんとにすごいんだなって思います。ずっといるとわかんないかもしれないんですけど、他の街と比べると、大阪の気の流れというか、ちょっとこうなんていうのかな、ロジックじゃない話になってしまうんですけど、絶対やっぱそういうのあると思うんですよ。歩いてるだけで気持ちいいっていう。

SNSなど見ていたら、たまに関西弁のつぶやきなんかあったりして、関西弁で好きな言葉はありますか?
ディーン:おおきには入門編ですよね?(笑)なんだろうな・・・せやなあとか、(きばるでー!)きばるでーって自分ではなかなか言わないですけど・・・(好きやでゆうて!)なんて?(好きやでってゆうて!)すきやで!(きゃー)ほんまやで。

監督は関西出身のかたなんですよね・・・?
西谷監督:そうですね。豊岡市出身です。兵庫県の山陰の方ですね。
関西の方ってパワーありません?
西谷監督:やっぱり大阪は独特ですよね。大阪ってすごく情が暑いですよね。東京と比べると、大阪の方が全然居心地がいいです。住めるもんならずっと住んでいたいですね。


最後のあいさつ
西谷監督:一回目はストレートで見て頂いて、二回目はウるみ健司の気持ちでみていただき、3回目は女優陣の気持ちでみていただき、できれば、3回みていただきたい映画になっておりますので、ぜひお願いします。
ディーン:3回とは言わず、ね!何回でも機会があれば、ぜひ見て頂けるとうれしいです。うるみはこの物語のあと、どうなっていったのか、ちょっとネタバレになっちゃうので、あれなんですけどね、とにかくこれから作品のほう楽しんでいただけるとうれしいです。最後まで、曲が鳴りやむ瞬間まで楽しんでいってください。



main_kekkon.light ©2017「結婚」製作委員会

結婚/公開中

ディーン・フジオカ主演
〈結婚〉をめぐる女と男の〈嘘〉と〈真実〉― 
直木賞作家の意欲作、待望の実写化!


直木賞作家・井上荒野が「結婚詐欺」をテーマに男女の孤独と欲望を描いた小説を、ディーン・フジオカを主演に迎え、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の西谷真一監督が映画化。完璧なヴィジュアルと知性で数々の女性を虜にする結婚詐欺師・古海健児を演じたディーンは、今までのイメージを覆し、今作で新境地をみせる。また古海の相棒役に抜擢された新鋭女優・柊子(NHK連続テレビ小説「まれ」)ほか、貫地谷しほり、萬田久子ら豪華女優陣が脇を固める。
なぜ古海は、女を騙すのか―。そこには、女たちの想像も願望も鮮やかに裏切る“秘密”があった。スタイリッシュな映像で描き出す、大人のための愛の物語。


主題歌:DEAN FUJIOKA「Permanent Vacation」(A-Sketch)
配給:KADOKAWA
URL:映画『結婚』サイト
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