【イベント『のみとり侍』 】阿部寛、初始球式で侍魂入魂のノーバン投球!

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©2018「のみとり侍」製作委員会

阿部寛、初始球式で侍魂入魂のノーバン投球!
「必死のパッチでやったので記憶にありません(笑)」

2016年に大ヒットを記録した『後妻業の女』の鶴橋康夫監督が、約40年、映画化を熱望し続けた時代劇『のみとり侍』が5月18日(金)より全国公開を迎えます。

江戸時代に実在した猫の蚤をとって日銭を稼ぐ仕事“蚤とり”稼業。その実態は女性に愛をご奉仕する添寝業だったという創作を加えた小松重男の傑作短篇集「蚤とり侍」を、鶴橋監督自ら物語を再構築し、監督・脚本を一手に担います。左遷され裏稼業を命じられるエリート藩士・小林寛之進に挑むのは、国民的俳優・阿部寛。共演には、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、松重豊、桂文枝と個性的な面々が集結!名匠・鶴橋監督のため、まさに“一肌脱いで”参戦した役者たちの演技合戦も見物の一つです!

そんな本作の公開を記念して、映画公開前日5月17日(木)の阪神vsDeNAナイター戦で主演の阿部寛が人生初の始球式に挑みました!

本作で阿部が演じる主人公・小林寛之進としてちょんまげ和装姿でマウンドに登場。

羽織を脱いでタイガースカラー(黒と黄色の縦縞)の特注衣装がお目見えしたときには客席からどよめきが起こりました。

また、肝心の投球は豪快なストレートがノーバンでキャッチャーのミットへ。
球場は大きな拍手で包まれ、多いに場を盛り上げました。

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 始球式後の取材では、劇中では寺島しのぶ演じるおみねに初の“のみとり業”で「下手くそ!」と罵られたが、「今回の投球は寺島さんにも『上出来だった』と言ってもらえると思います」と自身の投球を評価しました。

「初の始球式を“野球の聖地”甲子園でやらしていただいて感無量です。必死のパッチでやるしかないと思って頑張りましたが、どうやって投げたか記憶になくて・・・撮影よりも今日の方が緊張しました。」
と甲子園で人生初の始球式を行ったことに感動を隠せない様子でした。

首位の広島カープを追いかける阪神タイガースに対して「シーズンもまだまだこれからだと思いますので、是非1位になってほしいです。」と熱烈エールを送りました。

<コメント>
阿部寛
(甲子園球場の雰囲気を聞かれ)球場に来たのは20年ほど前の後楽園球場ぶりだったのですが、すごかったですね。想像を絶しました。始球式には爽やかな緊張感を持って挑めました。練習はさっき7、8球くらいで肩が痛くなってしまって・・・しかも全然届かなかったんですけど、本番では届いて良かったです。この用意して頂いた(タイガースカラーの)衣装を見た時、最初は派手だな~と思いましたが、またの機会があれば着たいと思います(笑)。
明日公開の映画『のみとり侍』は、艶っぽいシーンもありますが、大笑いして頂ける作品になっています。作品を作られた鶴橋監督は『後妻業の女』という大阪の映画も作られていましたけれども、本作も凄く面白い作品になっていますので、是非劇場に笑いに来てください。

『のみとり侍』2018年5月18日(金)公開

STORY
越後長岡藩藩士の小林寛之進(ひろのしん)(阿部寛)は、藩主・牧野備前守忠清精(ただきよ)(松重豊)主催の和歌の会に出席​。そこで運悪く忠精の機嫌を損ね、「明朝より、猫ののみとりとして無様に暮らせ!」と江戸の裏稼業・猫ののみとりを命じられる。
「猫ののみとりって何ら ・・・?」
途方に暮れていた寛之進は、長屋で暮らすのみとりの親分・甚兵衛(じんべえ)(風間杜夫)とその妻・お鈴(大竹しのぶ)の元で働くことに。猫の“のみとり”とは文字通り、猫の蚤を取って日銭を稼ぐ職業。しかしその実態は、女性に愛をお届けする裏稼業であった。
住む場所もなくなった寛之進であったが、貧しくも子供たちに読み書きを無償で教える佐伯友之介(斎藤工)や長屋で暮らす人々の助けを借り、“のみとり”としての新生活が始まっていく。
ほどなくして、亡き妻・千鶴に瓜二つの女・おみね(寺島しのぶ)と運命的な出会いを果たす寛之進。
幸運なことに、初めての“のみとり相手”がおみねとなり、胸が高鳴る彼だったが、“のみとり”開始数分後、「この、下手くそ!」と罵られ失意のどん底へ。落ち込む彼の前に妻・おちえ(前田敦子)に浮気を封じられた恐妻家・清兵衛(せいべえ)(豊川悦司)が現れる。寛之進は、欲求に忠実な清兵衛に「拙者に女の喜ばせ方を教えてはくれぬか!」と頼み込むのだった。その甲斐あってか、寛之進の“のみとり”技術はめきめきと上達し、“のみとり”侍として一人前となっていく―――。
しかし、時代は、老中・田沼意次(たぬまおきつぐ)(桂文枝)の失脚により急遽“のみとり”禁止令が敷かれる。
寛之進はじめ“のみとり”たちは、一転、犯罪者として窮地に立たされてしまう――――。
果たして、寛之進は、運命の相手・おみねとの恋を成就させることができるのか?
そして武士として、男として、生き様を示すことはできるのか? 寛之進の運命は如何に!?

STAFF&CAST
監督・脚本:鶴橋康夫
原作:小松重男「蚤とり侍」(光文社文庫刊)
出演:阿部 寛
   寺島しのぶ 豊川悦司 斎藤 工 風間杜夫 大竹しのぶ 前田敦子 松重 豊
   伊武雅刀 六平直政 三浦貴大 笑福亭鶴光 ジミー大西 オール阪神
   飛鳥 凛 雛形あきこ 樋井明日香 福本莉子 山村紅葉
   桂 文枝
配給:東宝
映画『のみとり侍』公式サイト
2018年5月18日(金)全国東宝系にてロードショー!