原作ファンを納得させる「作り込み」を告白するプロデューサーと水嶋ヒロさん
原作は、シリーズ累計発行部数1700万部(海外分含む)を突破し、世界42の国と地域で翻訳されている【超】人気コミック。海外でも人気の高い強力コンテンツとして実写映画化のオファーが相次ぎ、WEBにアップされた予告動画の再生数は驚異の200万超えを記録する、映画「黒執事」。
1月18日の公開に先駆け、12月16日(月)、なんばパークスシネマにおいて、主演の水嶋ヒロさん(29)、ヒロインの剛力彩芽さん(21)、プロデューサーの松橋真三さん(48)が登壇した舞台挨拶を開催。
いろんな意味で話題作なので、どんなもんかということを報告してみます。
この日、集まった観客(肌で感じた感覚では7割超が水嶋ヒロ目当て)は400人。
水嶋ヒロさんより「皆様からこの『黒執事』が広まっていくことになるので、楽しんでいただけたらと思います。」と挨拶。
剛力彩芽さんは「自信を持ってみなさんにお見せできる作品の一つになりました。」と大阪のファンに挨拶。
そして松橋プロデューサーは「3年ぶりに水嶋ヒロを表舞台に引っ張り上げたのは私です。褒めてください!」と会場を盛り上げた。
―企画のきっかけは?
松橋P:この映画はファンが納得するキャスティングをして初めて企画として成り立つと思ったんです。
それでセバスチャンが水嶋ヒロだったらこれは企画として成立すると思って、水嶋さんのもとに足しげく通いました。
何回も断られ、その度に漫画本、アニメのDVDを送ったり、プロットを書いて持っていったりしました。
水嶋さんは頭がいいので、「このプロットどう思う?」と聞いたりすると、「こうしたら面白いんじゃないですか?」などのやり取りが始まって、
「じゃあもう一緒に作ろうよ」と言って、無理やり巻き込みました。巻き込まれ型です(笑)
―巻き込まれましたね?
水嶋さん:そうですね。僕じゃないとダメだっておっしゃっていただいて、僕としては必要とされている喜びがどんどん膨らんでいって。
―プロデューサーとして携わる面白さは?
水嶋さん:やっぱりストーリーを一から作っていけるっていうのは何よりも面白いことだなと毎日充実していました。
―剛力さんの役は男装の美少女ですが、このキャスティングは?
松橋P:このキャラクターの持っている魅力は、永遠の少年性だと思ったんです。
それってなんだろうって思った時に、それは少女が男の格好をしているってすごく面白いんじゃないかと思い、
それが似合うのは剛力さんだと思って声をかけました。
―剛力さんそれを聞いて
剛力さん:嬉しいの一言ですね。本当に幸せですし。
もともと水嶋さんがこれで復帰されるその作品に参加できるんだなぁって思った時は、もちろん不安もありましたし、わくわく感もありました。
女性としても、男性としてもいろんな視点から思いを伝えられるこの役をやって良かったなと思います。
―水嶋さんと共演して
剛力さん:もともとお会いするまではクールだったり、ちょっと近寄り難いのかなって印象を持っていたのですが、いざお会いしたら本当に暖かい方でした。
― 出来上がった作品みてどうでしたか?
水嶋さん:本当に自信作だと思います。
出演者側だけじゃない視点を持っていたので、今回初めて試写を観るときにこの作品を受け入れてもらえるかとか、
観た人の反応ばかり気になってしまう不思議な感覚でした。
― 最後に皆さんにメッセージをお願いします。
水嶋さん:このスクリーンに映し出される、僕らがすべてを注ぎ込んだこの作品を堪能して頂けたらなと思います。
楽しんでいってください。ありがとうございます。
剛力さん:映像だけでも楽しめますし、その中でも人間ドラマもあるので、何か共感してもらえるおもいがあったら嬉しいです。
まだまだ宣伝頑張りますが、これからは皆さんの力もお借りしながら「黒執事」という素敵な映画を広めていきたいです。
本当に今日はありがとうございました。
映画『黒執事』は1月18日より、大阪ステーションシティシネマほか全国ロードショー
黒執事
執事の名はセバスチャン。知識と実力、品格と容姿を兼ね備え、非の打ち所があるとすれば性格の悪さだけという、万能にして忠実な執事。仕える主人は、巨大企業の若き総帥にして、幻蜂(げんぽう)家当主、幻蜂清玄(きよはる)伯爵。実は女であることを隠して生きる男装の令嬢で、その過去に壮絶な傷を抱えていた。二人をつなぐもの、それは命と引き換えの絶対的な主従関係。そんなただならぬ関係の二人だが、実は東西で対立する分断された世界で、世界統一を目指す西側諸国女王の諜報員、「女王の番犬」という裏の顔を持つ。ある日、東側諸国で起きている、大使館員の“連続ミイラ化怪死事件”の解決という密命が下された。現場に残されたのはタロットカード。時同じくして、街から少女たちが失踪する出来事が起きていた。世界を巻き込む事件の黒幕の目的とは、そして事件の犯人は…!?
出演:水嶋ヒロ 剛力彩芽 優香 山本美月 大野拓朗 栗原類 海東健 ホラン千秋 丸山智己 城田優 安田顕 橋本さとし 志垣太郎 伊武雅刀 岸谷五朗
原作:枢やな(掲載 月刊「Gファンタジー」 スクウェア・エニックス刊)
監督:大谷健太郎 さとうけいいち
脚本:黒岩勉
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2014 枢やな/スクウェアエニックス (c)2014 映画「黒執事」製作委員会
公式サイト:kuroshitsuji-movie.jp