好きな人とただ、分かりあいたいだけー。
人を好きになること、幸せの定義をそれぞれの胸に問いかける純愛映画が誕生
INTRODUCTION
現在出版社で漫画編集者として働く葛里華(かつ・りか)監督による初のオリジナル長編作品。発達障害を持つ画家・透と、出版社に勤務する女性・春の恋模様を描く。
葛監督はこれまでに自主映画を制作し 2016 年に公開された短編映画『テラリウムロッカー』(脚本・監督・編集)では「カナザワ映画祭 2019」にて新人監督部門に入選したほか、「TAMA NEW WAVE ある視点」、「知多半島映画祭」に入選されるなど、その才能に注目が集まっている若手監督だ。
主演・屋内透(おくない・とおる)を演じたのは宮沢氷魚。第 12 回 TAMA 映画賞最優秀新進男優賞や第 45 回報知映画賞新人賞、第 42 回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第 45 回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞と、数々の映画祭でその実力を認められ、2023 年は映画『THE LEGEND&BUTTERFLY』、映画『エゴイスト』など出演作品が続く今最も目が離せない俳優だ。
宮沢は「初めて脚本を読んだ時から引き込まれた。」と作品への熱意を語っており、撮影前には天才的な画の感性を持つ「発達障害」の主人公と向き合うため、監督と共に発達障害の人々への取材を重ね、医療監修者たちのアドバイスも受けながら、入念な役作りに挑んだ。
そして、主人公・屋内に恋する小向春(こむかい・はる)を小西桜子が演じた。
恋のすれ違いの切なさ・もどかしさ、好きな人と分かり合いたいとただ願う気持ち―。誰もが経験する決して特殊ではない感情に心が動き、“人を好きになる”ことへの希望が溢れる新しい恋愛映画が誕生。
STORY
出版社で雑誌編集者として働く小向春(小西桜子)は、仕事も恋もうまくいかない日々を送っていた。ある日、春は取材で、「青い絵しか描かない」ことで有名な画家・屋内透(宮沢氷魚)と出会う。
思ったことをストレートに口にし、感情を隠すことなく嘘がつけない屋内に、戸惑いながらも惹かれていく春。屋内が持つその純粋さは「発達障害」の特性でもあった。ただ、人の顔色をみて、ずっと空気ばかり読んできた春にとって、そんな屋内の姿がとても新鮮で魅力的に映るのであった。
周囲が心配する中、恋人に怪しまれながらも、屋内にどんどん気持ちが傾いていく春だったが、「誰かの気持ちを汲み取る」ということができない屋内にふりまわされ、思い悩む。
さまざまな “はざま”で揺れる春は、初めて自分の心に正直に決断するー。
STAFF&CAST
監督・脚本:葛里華 出演:宮沢氷魚 小西桜子 細田善彦 平井亜門 葉丸あすか 芦那すみれ 田中穂先 鈴木浩文 タカハシシンノスケ 椎名香織 黒川大聖 斉藤千穂 小倉百代 渡辺潤 ボブ鈴木/戸田昌宏 映画公式HP:hazama.lespros.co.jp 配給:ラビットハウス ©2022「はざまに生きる、春」製作委員会
シネ・リーブル梅田/なんばパークスシネマ/
アップリンク京都、他にて上映中!
2023年6月2日(金) シネ・リーブル神戸にてロードショー!