後藤淳平“初”単独主演 × 木下半太 長編映画“初”監督作品
負け犬が夢を追いかけ続ける、笑って泣ける青春群像劇が関西にも上陸!
大阪のストリップ劇場を舞台に、映画監督を夢見る劇団座長が売れない劇団員とともに、奇跡のパフォーマンスを繰り広げる痛快エンターテインメント。
<日 時> 1月23日(土) (1)10:00の回(上映後舞台挨拶)
(2)12:50の回(上映前舞台挨拶)
<場 所> 大阪・第七藝術劇場
<登壇者> 監督:木下半太
<リモート中継> 智順、三戸なつめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<日 時> 1月24日(日) (1)10:00の回(上映後舞台挨拶)
(2)12:50の回(上映前舞台挨拶)
<場 所> 大阪・第七藝術劇場
<登壇者> 主演:後藤淳平(ジャルジャル)(※(1)のみ登壇) 監督:木下半太
<リモート中継> 徳永えり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<日 時> 1月24日(日) 15:20の回(上映前舞台挨拶)
<場 所> 大阪・なんばパークスシネマ
<登壇者> 主演:後藤淳平(ジャルジャル) 監督:木下半太※敬称略
1月23日・24日に映画「ロックンロール・ストリップ」大阪公開記念舞台挨拶が大阪・第七藝術劇場で行われた。
23日には、原作者でメガホンをとった木下半太監督が登壇、出演の智順、三戸なつめが都内からリモート登壇した。24日には主演を務めたお笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平、木下半太監督が登壇、さらに出演の徳永えりも都内からリモート登壇した。
本作は、木下監督の自伝的同名小説を実写映画化したもので、大阪のストリップ劇場を舞台に、映画監督を夢見る劇団座長・木村勇太(後藤)が、売れない劇団員とともに奇跡のパフォーマンスを繰り広げる姿を描いた痛快エンターテインメント。
25年越しの夢であった映画監督デビューを果たした木下監督。
本作は昨年8月14日にテアトル新宿での公開を皮切りに、全国各地で上映されてきたが、今回、ついに作品の舞台となった大阪での上演が叶い、この日もキャラクターのモデルとなった人たちが来場していることを明かした木下監督は「なんか泣きそうです」と感無量な様子で語り、後藤から「撮影中も泣いていた」と突っ込まれて会場の笑いを誘っていた。
また、主人公の木村を演じる後藤は、オファーがきた際の心境を尋ねられると「主演で出させていただく機会はないだろうということで、自信はなかったんですけど、後悔したくないので思い切りました」といい、「小説を読ませていただいたあとに(木村のモデルとなった)木下監督と会ったんですけど、見た目が違いすぎて大丈夫かなと思いました。でも監督から、僕なりの勇太を演じればいいとお言葉をいただきまして、自信を持ってやらせていただきました」と胸を張った。
同じ質問に、木村の恋人・栗山千春役を演じた徳永は「嬉しかったです。監督の奥様になるんですけど、私は(奥さんに)似ているんですよね、監督」と投げかけ、木下監督が「それを言ったら嫁から『そんなんやめてくれ』って」と苦笑すると、徳永は「撮影前も『雰囲気が似ているので、そのままで大丈夫です』っておっしゃってくださったので、すごく楽しく撮影することができました」と笑顔交じりで語った。
さらに今回、初共演だった後藤と徳永は地元が一緒で、同じスイミングスクールに通っていたそうで、後藤は「すごい繋がりがあって、他人とは思えないじゃないですけど、初めて一緒にさせてもらったんですけど、初めての感じがしなくて、フィット感がありました」と印象を語ると、徳永も「私もです。大阪でも場所によって関西弁のニュアンスが変わるじゃないですか。でも同郷なので、同じ空気が流れているというか、撮影中もそんな感覚でいました」と吐露した。
本作は、ダンスのシーンも見どころとなっているが、テレビ朝日系『アメトーーク』“踊りたくない芸人”の一員である後藤は、やはりダンスのシーンに苦労したことそうで「みんなで動きを合わせて練習するんですけど、本当に足を引っ張ってしまいまして、大丈夫かなって思いながらやらせていただいたんですけど、誰も僕を見捨てることなく、引き上げてくれました」と感謝。これに木下監督は、ダンスの先生が編集に立ち会ったことを明かし「編集室に入ってきて『ダンスのシーンだけは見たい』って言って、『ここは映すと素人っぽく見えるのでやめましょう』とか『ここはきれいに見えるので映してください』とか、カットの指示までしてくれました」と裏話を披露した。
また、“きわどいシーン”もあるそうで、木下監督が「今回のこだわりは、ストリップという場所だけど、女の子が脱ぐんじゃなくて、男がプライドを捨てるという意味で男を脱がしたかったんですね。“後藤君、全裸いけるんだろうか”って心配して、前貼りもちゃんと用意して後藤君のところに行ったら『前貼りいらないんで』って」とエピソードを明かすと、徳永は「かっこいい!そんなことあったんですか?」と後藤の役者魂に惚れ惚れ。これに後藤は「周りの反応とかリアルになるんじゃないかなと。『前貼りなしで挟んでやりますよ』って言ったら、『それはやめて』と逆に断られました。スイッチ入ったんですけどね…」残念がった。
最後に、徳永は「本当にそちらに行きたかったです。お二人にお会いしたかったし、お客さまとも肌で感じたかったです。それくらいこの作品はパワーがありますし、こんなご時世だからこそ、エネルギーがもらえる作品です。なので(大阪に)すごく行きたかった気持ちでいます」と地元の大阪へ行けなかったことを悔やみつつ、「まだまだ上映されるので、たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです」とアピールした。
木下監督は「大変な時期ですけど、大変なときだからこそ見てほしい映画です。エンタメ業界がいま、大変なことになっているんですけど、それでもエンタメは絶対に必要なものだと思いますし、暗くならずに明るく世の中を盛り上げていきたいと思います」と言葉に力を込め、後藤は「続編の小説『ロックンロール・トーキョー』というのが出ています。続きの話が見られるので、それを見てからまたこの『ロックンロール・ストリップ』を見る流れもいいんじゃないかなと思います」とオススメした。
【ストーリー】
木下半太監督の半生を描いた自伝的物語。
売れない劇団の座長・木村勇太(後藤淳平)の夢は、映画監督になること。
しかしその実態は、観客がまばらな劇場で演劇を続けたあげく、劇団員たちに愛想をつかされ解散。長年付き合っている恋人・栗
山千春(徳永えり)との結婚に踏み切ることもできず、人気ロックバンド「マチルダ」でボーカルをつとめている妹の木村朋美(三戸なつめ)とは大違いで、散々な日々を過ごしていた。経営している大阪のバーの常連にも「夢は諦めるのが早いほうがいい」と言われる始末。
ある夜の閉店間際、勇太はバーにやってきた謎の美女・冬音(智順)から、赤星(ぎい子)、ビーバー藤森(坂口涼太郎)、火野
(町田悠字)と共に旗揚げした劇団「チーム KGB」にストリップ劇場で上演してほしいとお願いをされる。冬音は「チーム KGB」
のファンで、なんと人気ストリッパー旭川ローズだった。
劇場を満員にしたい旭川ローズの想いを叶えるべく、場末の劇場を舞台に、勇太たち劇団員4人が町中を巻き込んでの珍騒動が始
まる。
徳永えり 智順
三戸なつめ 坂口涼太郎 ぎぃ子 町田悠宇
品川祐(品川庄司) 村田秀亮(とろサーモン) 堤下敦(インパルス) 佐田正樹(バッドボーイズ) 宇野祥平 深沢敦
乃緑 綾部リサ 大川成美 後藤拓斗 内藤光佑 立山誉 西郷豊
保土田充 黒岩よし ふーみん 田中慎也 あだち理絵子
伊舞なおみ Calmera
やべきょうすけ / 木下ほうか
原作:木下半太「ロックンロール・ストリップ」(小学館文庫刊) 監督・脚本:木下半太
配給:ベストブレーン 製作:「ロックンロール・ストリップ」製作委員会
©木下半太・小学館/タッチアップエンターテインメント